ネフローゼ症候群 (小児科)

緊急性が低い
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尿から蛋白質が過剰に失われることを特徴とする腎障害です。小児に多くみられますが、成人でも発症することがあり、糸球体腎炎、糖尿病、アミロイドーシスなどの腎疾患が原因となることもあります。
症状としては、体液貯留による全身のむくみ、特に目の周りや下肢のむくみがみられます。また、血液中の蛋白濃度が低下し、高脂血症、血栓症、感染症などのリスクが高まります。
診断には、尿検査で高濃度の蛋白(成人では通常1日3.5g以上)が検出されることと、血清中の蛋白が低値であることが必要です。
治療は症状のコントロールと原因の治療に重点を置きます。これには、炎症やタンパク質の減少を抑えるために、コルチコステロイドや免疫抑制剤などの薬剤を使用します。また、体液貯留を抑制し、むくみを予防するために利尿薬が処方されることもあります。
参考文献
  1. Politano SA, Colbert GB, Hamiduzzaman N. Nephrotic Syndrome. Prim Care. 2020 Dec;47(4):597-613. doi: 10.1016/j.pop.2020.08.002. Epub 2020 Sep 26. PMID: 33121631.
  2. Downie ML, Gallibois C, Parekh RS, Noone DG. Nephrotic syndrome in infants and children: pathophysiology and management. Paediatr Int Child Health. 2017 Nov;37(4):248-258. doi: 10.1080/20469047.2017.1374003. Epub 2017 Sep 15. PMID: 28914167.
  3. Kodner C. Diagnosis and Management of Nephrotic Syndrome in Adults. Am Fam Physician. 2016 Mar 15;93(6):479-85. PMID: 26977832.
著者
Dra. Maria Eugenia Rodriguez
著作権
© TeckelMedical 2026

症状

    むくんだ顔


    腫れは顔から全身に広がる


    おしっこに泡


    目の周りの腫れ


    押すとくぼむむくんだ足

注意すべき症状

意識を失う
呼吸がしづらい
通常の処置では治まらない腹痛
血が混じった尿が出る

セルフケア

週に2~3回、時間帯を変えて血圧をチェックし、記録してください。
バランスの取れた食生活を心がけ、水溶性食物繊維(果物や野菜)を摂取し、ガスを発生させる食品(豆類、キャベツ、カリフラワー、ブロッコリー)、保存料の入った炭酸飲料、合成甘味料、精製された砂糖を避けるとよいでしょう。
流体の摂取量を制限してください。
BMI値に基づいて、身長に合った体重を維持しましょう。