免疫性血小板減少性紫斑病 - 免疫性血小板減少性紫斑病(ITP) (小児科)

中程度の緊急性
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この病気は、正常な血液凝固に必要な血小板が免疫システムによって破壊される出血性疾患です。この病気の患者は、血液中の血小板が非常に少なくなっています。

免疫系の特定の細胞が、血小板と結合する抗血小板抗体を産生し、その抗体が生体によって破壊されることで発症します。ウイルス感染後、特定の薬剤の使用、妊娠中、免疫異常の一部として発生することもあります。男性よりも女性に多く発症します。成人よりも小児に多くみられます。

その臨床症状は、容易に発症する出血、例えば女性の異常過多月経、皮膚の出血(点状皮疹)、血腫形成傾向、鼻出血や頬部出血などで起こります。

診断は、問診、身体検査によって行われます。追加で行う検査としては、血液検査や培養、また骨髄生検や骨髄液検査を行うことがあります。

小児では、治療をしなくても治ることが多いのですが、中には治療が必要な場合もあります。大人では通常、プレドニゾンと呼ばれる抗炎症性ステロイド剤の投与から始めます。場合によっては、脾臓を摘出する手術(脾臓摘出術)が勧められます。

参考文献
  1. James N George, MD, Donald M Arnold, MD, MSc. Immune thrombocytopenia (ITP) in adults: Clinical manifestations and diagnosis. Uptodate. Aug 22, 2016.
  2. James N George, MD, Donald M Arnold, MD, MSc. Immune thrombocytopenia (ITP) in adults: Initial treatment and prognosis.Uptodate. Nov 09, 2016.
  3. James B Bussel, MD. Immune thrombocytopenia (ITP) in children: Management of chronic disease. Uptodate. Jul 15, 2016.
  4. James B Bussel, MD. Immune thrombocytopenia (ITP) in children: Initial management. Uptodate. Mar 01, 2017.
  5. James B Bussel, MD. Immune thrombocytopenia (ITP) in children: Clinical features and diagnosis. Uptodate. Jun 22, 2016.
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症状

    皮膚にある表面的なあざ


    口の中に赤い斑点


    尿中の血液


    皮膚にある赤い斑点 ―点状出血


    鼻血

入院前の注意事項

頭を打たないようにしてください。
経口コルチコステロイドの処方については、かかりつけの医師にご相談ください。