処女膜閉鎖症

中程度の緊急性
--

処女膜は、膣の開口部を覆っている非常に薄い膜です。通常いくつかの孔があり、膣と外部との接触を可能にし、膣分泌物や月経分泌物の排出を容易にします。

膣の開口部すべてを覆っており、開口部がなく、膣分泌液を妨げているものを処女膜閉鎖症といいます。

処女膜閉鎖症は、新生児の0.1%に見られるまれな先天性奇形です。

一般に初潮を迎えるまで、あるいは初潮から何年か経つまでは症状が現れません。月経周期が進むにつれて、子宮腔内(子宮血腫)や膣内(膣瘤血腫)に血液が貯まり、骨盤の激しい痛み、腹部膨満感、便の硬直や尿閉などの骨盤内臓器の圧迫症状が起こります。最も特徴的なのは、まだ初潮を迎えていない10代に起こる周期的な腹痛です。

診断は臨床的なもので、症状の問診と、処女膜閉鎖を発見するための身体検査に基づいて行われます。腹部MRIで膣分泌液が検出され、膣留血腫を示唆します。

治療は、処女膜を星形に切開して膣内に溜まった内容物を排出する外科的なものです。

 

参考文献
  1. Imperforate Hymen: A Comprehensive Systematic Review. Lee KH, Hong JS, Jung HJ, Jeong HK, Moon SJ, Park WH, Jeong YM, Song SW, Suk Y, Son MJ, Lim JJ, Shin JI. J Clin Med. 2019 Jan 7;8(1):56. doi: 10.3390/jcm8010056.
  2. Imperforate Hymen. Abdelrahman HM, Feloney MP. 2021 Jul 15. In: StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2021 Jan.
  3. Im perforate Hymen: A Comprehensive Systematic Review. Lee KH, Hong JS, Jung HJ, Jeong HK, Moon SJ, Park WH, Jeong YM, Song SW, Suk Y, Son MJ, Lim JJ, Shin JI. J Clin Med. 2019 Jan 7;8(1):56. doi: 10.3390/jcm8010056.
著者
先生 Josep Estadella
著作権
© TeckelMedical 2026

症状

    初潮を迎えていないのに、毎月腹痛がある


    毎月の周期的な痛み


    腹部の特定の場所の痛み


    排尿が難しい


    排便が週3回以下 - 便秘