妊娠中の嘔吐

中程度の緊急性
よくある-

妊娠中は吐き気や嘔吐が頻繁に起こります。

原因は、エストロゲン濃度の急激な上昇とヒト絨毛性ゴナドトロピンのβサブユニット(βhCG)にあるようです。

通常、嘔吐は妊娠5週目に出現し、9週目にピークに達します。16週目から18週目にかけて消失します。嘔吐が重症化し、すべての食べ物の摂取ができなくなった場合、妊娠悪阻と呼ばれます。

吐き気と妊娠中の嘔吐の治療は、衛生的な対策と食事療法が基本です。

  • 炭酸飲料、刺激物(アルコール、カフェイン)、酸性の飲料は避けること
  • 熱い飲み物を避けること
  • 脂肪分の多い食事や揚げ物は避けること
  • 軽度で蒸したり焼いたりしたものを摂取することが望ましい
  • 1日の食事回数は5~7回、量は少なめにする
  • 食事と食事の間は、30~45分程度、座ったままの姿勢で休む

難治性の場合は、薬物治療(一般にドキシラミンとピリドキシン)を開始することが必要な場合があります。

参考文献
  1. Festin M. Nausea and vomiting in early pregnancy. BMJ Clin Evid. 2014 Mar 19;2014:1405. PMID: 24646807; PMCID: PMC3959188.
  2. McParlin C, O'Donnell A, Robson SC, Beyer F, Moloney E, Bryant A, Bradley J, Muirhead CR, Nelson-Piercy C, Newbury-Birch D, Norman J, Shaw C, Simpson E, Swallow B, Yates L, Vale L. Treatments for Hyperemesis Gravidarum and Nausea and Vomiting in Pregnancy: A Systematic Review. JAMA. 2016.
著者
先生 Josep Estadella
著作権
© TeckelMedical 2026

症状

    吐き気


    嘔吐


    大量の嘔吐


    疲労感/倦怠感

入院前の注意事項

1日2Lの水分補給を心がけ、糖分の多い清涼飲料水やフルーツジュースは避けてください。
嘔吐がある場合は制吐剤を服用してください。