慢性冠動脈疾患 - 慢性虚血性心疾患

中程度の緊急性
よくあるやや厳しい

虚血性心疾患という用語は、冠動脈を通る血流の減少による心臓の変化のことを指します。

その重症度と経過期間によって、2つのグループに分類されます。

  • 急性冠症候群:急性心筋梗塞と不安定狭心症を含みます。
  • 慢性虚血性心疾患:3ヶ月以上&rsquo経過した心筋梗塞と労作性狭心症を含みます。 また、虚血性心疾患の急性期をすでに患った患者、または冠動脈アテローム性動脈硬化症(冠動脈の動脈硬化)と診断された患者も含まれます。
  • 最も多い原因は動脈硬化であり、動脈硬化が冠動脈を閉塞させ、酸素を含んだ血液の供給を減少させます。素因:男性、閉経以降の女性、虚血性心疾患の家族歴、LDLコレステロールの高値、HDLコレステロールの低値、喫煙、高血圧、糖尿病、肥満、および運動不足など。

    この疾患では、何年もの間、症状があらわれず、ひとたび症状があらわれると圧迫感のある胸部痛、顎や腕の痛み、および/または呼吸困難といったかたちでのあらわれるという傾向があります。

    診断は、問診、身体検査、血液検査、および急性期の心電図検査によって行われます。さらに検査を完全なものとするために、ストレステスト、心臓カテーテル検査、エコグラフ、および/または心臓磁気共鳴が行われる場合があります。

    最初に症状があられたときに施す急性期治療と、病気と診断されたら後 生涯にわたって続けられる長期治療(慢性治療)とは、分ける必要があります。

    急性期治療としては、完全な安静、静かな環境、禁忌がなければソリニトリナやアスピリンの舌下投与が挙げられます。治療をしても痛みが治まらない場合は、緊急に冠動脈カテーテル検査を行う必要がある場合があります。

    長期治療(慢性治療)としては、食事におけるコレステロール、トリグリセリド、グルコース、および塩分などをモニタリングすることが挙げられます。それによって、高血圧、脂質異常症、および糖尿病の危険因子をコントロールします。患者はすぐに禁煙する必要があります。最後に、生活していくためには、毎日の投薬が必要です。

    これは、20歳以上の人々の突然死、および一般的な死亡の原因として最も多いものです。この疾患の発症を抑える には、予防が基本となります。

    持続的な胸部痛、呼吸困難、突発的な不整脈、唐突な意識喪失などの症状があらわれた場合は、いかなる時であっても救急車を呼ぶことが賢明です。

参考文献
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症状

    圧迫するような胸の痛み


    夜間の息苦しさ


    胸の痛みが腕にまで放散


    呼吸がしづらい


    首にまで広がる胸の痛み

入院前の注意事項

バランスの良い食事をするために、果物・野菜・白身肉を増やし、脂肪分や揚げ物は控えめにしてください。
少なくとも週3回、自分の年齢や体調に合った運動を定期的に行うこと。
たばこの本数を減らしてください。