羊膜内感染 - 絨毛膜羊膜炎

緊急性が高い
-やや厳しい

子宮内感染である絨毛膜羊膜炎またはトリプルIは、胎盤膜と羊水の中身(体液、へその緒と胎児)の感染症のことです。

正期産では4%に、早期産では8~50%に症状が見られます。

原因は、泌尿生殖路の下側(子宮頸管と膣の部分)に生じる感染症が羊水腔内を上昇する傾向があります。早期分娩、早期破水および遅延分娩に関連しています。

母親が発熱したとき(体温38ºC以上)と以下の症状が一つでもある場合にこの感染症の存在を疑います。

  • 化膿性子宮頸部粘液分泌
  • 胎児頻拍 (160 bpm)
  • 血液中の高レベルの白血球数 (15,000以上)

診断は​羊水穿刺および/または頸管内、膣または直腸の培養を通して確認されます。

治療は抗生物質、解熱剤と妊娠終了に基本として行われます。妊娠週数が34週未満の場合は胎児の肺を成熟させるためにコルチコステロイド剤が投与され、32週未満の場合は、 胎児の神経系を保護するために硫酸マグネシウムが投与されます。

胎児とその母親の合併症が増加する可能性があります。胎児に関しては、腎臓病リスクの上昇、気管支肺異形成症、呼吸不全症候群、新生児敗血症、頭蓋内出血と神経発達の変化の可能性があります。母親に関しては、産後出血、子宮破裂、子宮摘出、子宮内膜炎、敗血症と産婦死亡率のリスクがより高くなります。

参考文献
  1. Peng CC, Chang JH, Lin HY, Cheng PJ, Su BH. Intrauterine inflammation, infection, or both (Triple I): A new concept for chorioamnionitis. Pediatr Neonatol. 2018 Jun;59(3):231-237. doi: 10.1016/j.pedneo.2017.09.001. Epub 2017 Sep 19. PMID: 29066072.
  2. Fowler JR, Simon LV. Chorioamnionitis. 2020 Sep 10. In: StatPearls [Internet]. Treasure Island (FL): StatPearls Publishing; 2021 Jan–. PMID: 30335284.
  3. Conde-Agudelo A, Romero R, Jung EJ, Garcia Sánchez ÁJ. Management of clinical chorioamnionitis: an evidence-based approach. Am J Obstet Gynecol. 2020 Dec;223(6):848-869. doi: 10.1016/j.ajog.2020.09.044. Epub 2020 Sep 29. PMID: 33007269.
著者
先生 Josep Estadella
著作権
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症状

    悪臭を伴うおりもの


    陣痛(子宮の収縮)


    破水している


    熱/熱っぽさ


    骨盤周辺に痛み

入院前の注意事項

市販の鎮痛剤や抗炎症剤を服用してください。
医療機関に連絡し、指示を仰ぐこと。